ハレルヤ
「ハレルヤ」
作詞・作曲
haruka nakamura
護り続けた
その種をまくひとで ひとで
いなさい
語り続けた
物語をつなぐ人で 人で
ありなさい
君は 街へ旅立った
君は ここに旗を立てた
誰かが呼ぶ声がする
それは風に乗り歌になる
ハレルヤ
ハレルヤ
歩み続けた
足跡を辿るひとで ひとで
いなさい
手繰り続けた
その糸をまた編む人で 人で
ありなさい
君は 夢へ駆けて行った
君は 夕暮れ眺めてた
帰りを呼ぶ声がする
それは光に混ざり歌になる
君は 朝に救われた
君は 夜を越えていく
名前を呼ぶ声がする
それは祈りになり歌になる
ハレルヤ
ハレルヤ
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「ハレルヤ」について
「アレルイヤ」という曲を昔に作った。
現代の讃美歌を作りたかった。
そんな歌を集めた「讃美歌集」とよべるアルバム1枚分ほどの曲が何年も前から溜まっているが、なかなかそのレコーディングに踏み出せないでいる。
ずっと箱にしまってある。
自分の言葉で、自分の声で歌わないといけないと思われる曲も多くあり、内圧が製作時に近い最高点にもう一度高まらないと臨めない気がして大切に保管しているが、いつになるのか。何かが足りない気がしている。
音楽は生まれた瞬間が最も鮮度が高く、熱く、かがやいていると思う。
初めてピアノを弾いた日のように。
初めてギターを手に持った日のように。
そんななか久しぶりに、新しい讃美歌を作るきっかけが生まれた。
静岡の田園風景に暮らす子供たちのドキュメンタリー。
映像を撮ったチームはなんの損得もなく、純粋な想いだけでその作品を作ったと聞いた。
そこにはいつの間にか失われかけている日本の風景と純朴な子供たちの笑顔が、奇跡的に残っている光景が映し出されていた。
自然と新しい讃美歌が聞こえてきた。
アレルイヤを発表する前にハレルヤという歌を発表するのは思うところもあったが、いま生まれた歌なのなら、今の鮮度のまま後悔なく発表したかった。
時間は瞬く間に過ぎ去ってしまう。
アレルイヤを作った時よりも、世界は加速度的に寂しい方向に向かっているように感じる。
讃美歌は平和への希望としての歌。
想像することの大切さを訴えていく歌。
ハレルヤ、世界は美しいと。
haruka nakamura
この歌は静岡の土方小学校の生徒たちを撮影したドキュメンタリー映像のために制作されました。
残していきたい風景、子供たちの未来への光のための讃美歌です。
ドキュメンタリー本編においてもharuka nakamuraが音楽と主題歌を担当しています。
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written by
haruka nakamura
vocal : maika
Director & Cinematographer 松村康介
制作 : 山口響子(one cushion)
ミックス・マスタリング:田辺玄
MUSIC VIDEO STAFF
Producer 島津健吾(DriveD Inc.)
Cinematographer 松永隆之
Credits Design 岡田千枝乃(Starsdesign Co.,LTD.)
Special Thanks 土方小学校5年生、土方地域のみなさま
Location 静岡県掛川市土方